就職後に後悔しないための電気工事施工管理業界ガイド » 電気工事施工管理技士とは » 電気工事施工管理技士の年収

電気工事施工管理技士の年収

電気工事施工管理技士の年収について紹介します。働く企業による金額の差、工事内容、国家資格の級など多様なポイントから解説し、電気工事士との比較もしています。

電気工事施工管理技士の平均年収 

電気工事施工管理技士の年収平均は、500万円~700万円程度。(※)工事の規模や地域差、資格の有無によって多少変わりますが、求人情報を参考にした結果を記載しています。

年収は状況によっても変わりますが、電気工事施工管理技士を目指す際の参考になるでしょう。

※参考元:工事士.com(https://koujishi.com/denkikouji/84/)

働いている企業の規模の違いで年収が変わる 

電気工事施工管理技士の働く企業別に年収を紹介します。

・ゼネコン

大手ゼネコンの平均年収は1,000万円を超えています。(※)

・サブコン

大手ゼネコンの下請けであるサブコン。設備工事業界サブコンの平均年収は650万円~900万円程度で、ゼネコン企業と差がみられます。

・一次請け

一次請けはサブコンの下請けである会社や人のことをいいます。一次受けの下には二次受け、三次受けというようなピラミッド構造になっており、平均年収は一概に言えませんが、平均して280万円~320万円程度です。

このように、同じ電気工事施工管理技士の資格を持っていても、「どの会社に所属するか」だけで年収に数百万円の差が出ることは珍しくありません。
もし現在、実務経験や資格があるにも関わらず年収に不満がある場合は、より条件の良い企業へ移ることで大幅な年収アップが可能です。しかし、好条件の求人は非公開になっていることが多いため、建設業界に特化したエージェントを活用して情報を集めるのが近道です。

※参照元:宅建jobマガジン(https://takken-job.com/magazine/general-contractor-salary/

携わる現場、工事内容で年収が変わる 

電気工事施工管理技士の仕事現場は様々あり、受注する案件内容によって予算も違います。

マンション一棟の電気工事をすべて手掛けているのか、商店街の1店舗の電気工事なのか、仕事の規模によって利益が異なるので、就職活動する際は、希望の会社がどんな案件を受注しているかを確認すると年収の予想ができるでしょう。

電気工事施工管理技士 1級と2級で変わる年収の差

電気工事施工管理技士には1級と2級があり、会社に就職すると毎月資格手当が支給されます。手当の金額は年間60,000円~240,000円程度。

金額の違いは地域差や資格の級の違いになり、月にすると5,000円~20,000円程度です。求人情報によると、中国地方の2級で毎月5,000円程度、関東地方の1級で20,000円です。(※)

※参照元:工事士.com(https://koujishi.com/denkikouji/84/#:~:text=られるでしょう。-,電気工事施工管理技士%201級と,で変わる年収の差&text=手当の金額を見る,の差が出ます。/

電気工事士と電気工事施工管理技士の年収を比較 

電気工事士と電気工事施工管理技士を同時に募集している求人によると、電気工事士は200万円~450万円程度。電気工事施工管理技士は、250万円~550万円程度となっています。(※)

電気工事士より、管理者である電気工事施工管理技士の年収が高く、責任の重さや業務の幅広さが考慮されているためといえます。

※参照元:工事士.com(https://koujishi.com/denkikouji/84/

【まとめ】 

電気工事施工管理技士の年収について紹介しました。資格の級や仕事内容によって年収が変わるようですね。計装分野も考えている場合は、計装エンジニアとの比較もしてみましょう。幅広く多様な仕事について比べてみることが転職のポイントです。

           

計装エンジニアを募集している
東京のおすすめ企業3選

ビルディング・オートメーション協会の会員で、東京に本社があるビル・オートメーション専門企業17社及び帝国データバンク調べによる電気設備工事業界で2021年度の売上額上位10社(※重複企業は、ビルディング・オートメーション協会会員の企業として分類)の中から、東京で計装エンジニアを募集している各業界のおすすめ企業を3社ご紹介します。ビル、プラント、工場とそれぞれ得意分野が違うので、各社の特徴や待遇をチェックして就職活動の参考にしてください。

ビルディングオート
メーション専門会社で
働くなら

古川計装

古川計装

古川計装公式HP
https://www.kogawakeisou.co.jp/

初任給:

  • 大学:22万7,500円
  • 高専:21万2,500円
  • 専門:21万2,500円

応募資格:
2024年3月に大学・専門学校・高等学校を卒業見込みの方

                       

計装一筋50年の古川計装。ビル内の電気設備の自動制御を行うビル・オートメーション(BA)の数少ない専門会社であり、ワークライフバランスの取れた働きやすさが魅力。

幅広い分野で
グローバルに
活躍したいなら

日揮

日揮

日揮公式HP
https://www.jgc.com/saiyo/

初任給:

  • 修士:24万9,000円
  • 大学(高専専攻科含む):22万円
  • 高専(本科):20万1,000円

応募資格:
2023年4月〜2024年3月に高校/大学を卒業、または大学院修了予定者

                       

国内の石油精製プラント建設を担う日揮グループ。売上の80%以上が海外プロジェクトで構成されており、語学をフル活用しながらグローバルに活躍できる大手企業。

3年間のマンツーマン
OJTで一生モノの
キャリアを積むなら

日本電技

日本電技

日本電技公式HP
https://www.nihondengi.co.jp/

初任給:

  • 修士:22万7,000円
  • 大学:22万円
  • 短大/高専:21万3,000円

応募資格:
2024年3月に大学院、大学、短大、高専、専門学校卒業見込の方

                       

空調計装や産業システム関連の設計から施工、メンテナンスまで手掛ける、幅広く計装関連のスキルを習得できるのが魅力の計装エンジニアリング総合企業。

【選定基準】

古川計装…ビルディング・オートメーション協会の会員で、東京に本社があるビル・オートメーション専門企業の中から、未経験者の採用実績があり、従業員の定着率がもっとも高い企業(定着率80% 2022年5月時点)

日揮…海外プラント建設も手掛ける総合エンジニアリング企業で、年間売上額(2020年度)がもっとも高い企業(6,192億4,100万円/2019年度)

日本電技…ビルディング・オートメーション協会の会員で、東京に本社がある計装エンジニアリング会社の中から、インダストリーオートメーションを行っている上場企業のうち、xenoBrainによるリサーチで営業利益予想成長率[5年]がもっとも高い企業(31.31% 2022年5月時点)。

あわせて読みたいページ