
計装エンジニアとは、工場などに設置されているたくさんの機械を管理する大切な技術者。計装の「計」は機械の計測器、「装」は装備のことで、計装エンジニアは計装に携わる技術者の総称になります。制御のためのプログラミング技術が必要な場合もあり、幅広い知識を要求される仕事です。
工場やプラント、オフィスや病院など、計器がある施設が安定操業するには、計装エンジニアの存在が欠かせません。設備の自動化が進むにつれて、これからますます需要が高まる仕事といえるでしょう。
多様な業界で必要とされる計装エンジニアの仕事内容と、各分野での計装エンジニアについて解説しています。

計装エンジニアは、技術的な挑戦と社会貢献を兼ね備えており、その多面的な役割からくるやりがいは非常に大きい仕事と言えるでしょう。 具体的には下記のようなことが挙げられます。
計装エンジニアは、工場やプラント、オフィス、病院などの施設が安定して稼働するために必要不可欠な役割を担っています。これらの施設が社会の基盤となるサービスを提供するためには、機械設備の正確な計測と制御が欠かせません。
計装エンジニアとしての仕事は、人々の生活や社会の安定に直接貢献することになります。
計装エンジニアは、設備の自動化や最適化を実現するために、最先端の計測技術や制御技術を用いることがあります。これらの技術を駆使して、より効率的かつ環境に優しい運用を可能にすることは、技術革新に直接貢献することを意味します。
技術の進歩をリードする立場にあることは、大きなやりがいとなるでしょう。
計装エンジニアは、機械設備のトラブルシューティングや性能改善に取り組むことが多いです。複雑な問題に直面し、その解決策を見出す過程は、高い専門知識と創造力を要します。
しかし問題を解決し、設備がより良い状態で運用されるようになった時の達成感は、計装エンジニアにとって大きなやりがいとなることでしょう。
計装エンジニアは、機械工学、電気工学、情報技術、プログラミングなど、多岐にわたる知識とスキルを必要とします。このような幅広い知識を身につけ、多様なプロジェクトに携わることは、個人の成長と発展に繋がります。
絶えず学習し、自身のスキルを向上させることにやりがいを感じる人にとって、計装エンジニアはとても魅力的な職業です。

計装エンジニアには、電気工事への興味、特化した技術を身につけたい意欲、多くの人と協力して働くことを楽しめる人、そして数学が得意な人が向いている条件として挙げられます。
このページでは、これらについて詳しく解説しています。自分の向き不向きも把握したうえで、適性をチェックしてみましょう。
ビルディング・オートメーション協会の会員で、東京に本社があるビル・オートメーション専門企業17社及び帝国データバンク調べによる電気設備工事業界で2021年度の売上額上位10社(※重複企業は、ビルディング・オートメーション協会会員の企業として分類)の中から、東京で計装エンジニアを募集している各業界のおすすめ企業を3社ご紹介します。ビル、プラント、工場とそれぞれ得意分野が違うので、各社の特徴や待遇をチェックして就職活動の参考にしてください。
ビルディングオート
メーション専門会社で
働くなら
古川計装
古川計装公式HP
https://www.kogawakeisou.co.jp/
初任給:
応募資格:
2024年3月に大学・専門学校・高等学校を卒業見込みの方
計装一筋50年の古川計装。ビル内の電気設備の自動制御を行うビル・オートメーション(BA)の数少ない専門会社であり、ワークライフバランスの取れた働きやすさが魅力。
幅広い分野で
グローバルに
活躍したいなら
日揮
日揮公式HP
https://www.jgc.com/saiyo/
初任給:
応募資格:
2023年4月〜2024年3月に高校/大学を卒業、または大学院修了予定者
国内の石油精製プラント建設を担う日揮グループ。売上の80%以上が海外プロジェクトで構成されており、語学をフル活用しながらグローバルに活躍できる大手企業。
3年間のマンツーマン
OJTで一生モノの
キャリアを積むなら
日本電技
日本電技公式HP
https://www.nihondengi.co.jp/
初任給:
応募資格:
2024年3月に大学院、大学、短大、高専、専門学校卒業見込の方
空調計装や産業システム関連の設計から施工、メンテナンスまで手掛ける、幅広く計装関連のスキルを習得できるのが魅力の計装エンジニアリング総合企業。
【選定基準】
古川計装…ビルディング・オートメーション協会の会員で、東京に本社があるビル・オートメーション専門企業の中から、未経験者の採用実績があり、従業員の定着率がもっとも高い企業(定着率80% 2022年5月時点)
日揮…海外プラント建設も手掛ける総合エンジニアリング企業で、年間売上額(2020年度)がもっとも高い企業(6,192億4,100万円/2019年度)
日本電技…ビルディング・オートメーション協会の会員で、東京に本社がある計装エンジニアリング会社の中から、インダストリーオートメーションを行っている上場企業のうち、xenoBrainによるリサーチで営業利益予想成長率[5年]がもっとも高い企業(31.31% 2022年5月時点)。

計装エンジニアの年収について紹介しています。有資格者と未資格者の違いについても解説しているので、分からない方は確認しておきましょう。
登録された計装エンジニアになるには、「計装士」の資格が必要になります。計装士試験は一般社団法人日本計装工業会が認定する民間資格。この資格を取ると、「計装士」として登録できるため、計測器取付工事や、配線・配管工事の設計や監督を行う正式な計装エンジニアとして就職できるようになります。
「計装士」の資格は 1級と2級に分かれています。どちらも学科試験と実地試験の2種類があり、試験内容はどちらも同じですが難度が異なります。
合格しやすい2級を取り、働きながら1級を目指すのも良いでしょう。
1級計装士の受験資格は、計装工事の設計・施工の実務経験が5年以上必要です。2級計装士合格者が1級を取得するには、実務経験が4年6カ月以上必要。
1級はこの5年の内、工事の施工管理業務に従事した経験を1年以上含むことが定められており、指導監督的実務経験が重視されていることが分かります。
学科試験は、計装一般知識、計装設備、施工管理、計装関係法令について。実地試験は、計装設備計画、計装設備設計図などになり、1級と2級共通の試験内容です。
2級計装士の受験資格は、計装工事の設計・施工の実務経験が2年以上必要です。電気工事や管工事の経験者なら実務経験があることになり、そこでの経験年数を受験資格として申請できます。
試験はマークシート方式で受験しやすく、55%~65%以上の正解率で合格(※2022年6月調査時点)とそれほど難易度は高くありませんが、独学で勉強するのは少し難しい試験内容。
しかし、試験問題は実務に即した内容が中心なので、計装の十分な経験があればチャレンジできる資格です。
※参照元:JQOS.jp(https://jqos.jp/minkan/keisoshi)

計装エンジニアと電気施工管理技士の違いについて紹介しています。どちらも電気を扱う仕事ですが、それぞれの役割を確認してみましょう。

計装エンジニアと電気工事士の違いについて解説しています。それぞれの業務領域や年収、残業量について詳しく説明しているので違いを調べてみましょう。

計装エンジニアの先輩が隠れた苦労を語っています。デメリットも事前に確認しておきましょう。

未経験の新卒が計装エンジニアになるまでのプランについて紹介しています。転職を考えている方は、受験資格やキャリアプランについて考えてみましょう。
ここでは、計装エンジニアを検討している方が気になるであろう質問と回答を紹介します。
計装エンジニアに必要なスキルには、機械工学、電気工学、情報技術、プログラミングなどの幅広い知識が含まれます。特定の資格が絶対に必要というわけではありませんが、技術士や電気主任技術者などの資格が有利に働く場合があります。また、実務経験や関連する技術知識も重要視されます。
計装エンジニアは製造業、化学プラント、発電所、環境管理施設、医療機関など、計測器や制御システムを使用するあらゆる業界で活躍することができます。自動化や効率化が進む現代では、幅広い分野で計装エンジニアの需要があります。
計装エンジニアのキャリアパスには、技術の専門家としての道、プロジェクト管理やチームリーダーへの昇進、さらには技術営業やコンサルタントとしてのキャリア転身などがあります。経験やスキルを積むことで、より複雑なプロジェクトの管理や、技術戦略の立案に関わる機会も増えてきます。
計装エンジニアの仕事は将来性があります。自動化、デジタルトランスフォーメーション、エネルギー効率の向上、環境保護など、現代社会の重要な課題に直接関わるため、今後も高い需要が続くと予想されます。
計装エンジニアの仕事は、技術的な知識と実践的なスキルが要求されるため、難易度は比較的高いと言えます。しかし、挑戦的な仕事が多く、問題解決能力や創造性が求められるため、技術に興味があり学ぶ意欲がある人には適しています。
給料は地域、業界、経験、資格などによって大きく異なりますが、技術者としての専門性が高いため、一般的には中〜高収入の職種に分類されます。経験を積み、スキルを高めることで、より良い報酬を得ることが可能です。
プロジェクトや勤務地によって異なりますが、技術者としての緊急対応やプロジェクトの締め切りにより、時には長時間労働や休日出勤が発生することもあります。しかし、企業によっては柔軟な勤務体系を取り入れ、ワークライフバランスを重視する文化が根付いている場所もあります。
同じく電気工事を担う「電気工事施工管理技士」と比較すると、ワークライフバランスのとれた働き方ができるでしょう。
職場環境は、勤務する業界や企業、プロジェクトによって大きく異なります。製造現場やプラントの近くで働く場合、物理的な作業や現場確認が多くなる可能性があります。オフィス勤務の場合は、計画や設計、報告書作成などのデスクワークが中心になります。