計装エンジニアの年収について紹介します。業界の平均年収や有資格者と未資格者の違いについても解説しているので、これから計装エンジニアを目指す人は参考にしてください。
社員の口コミ評価であるOpenWorkによると、大手企業における計装エンジニアの年収平均は約570万円。インセンティブのある外資系は約610万円、計装以外にも多様な分野を展開している日本企業は、約710万円となっています。
会社によって違いはありますが、すべて国内における会社員全体の平均年収より高い金額。これからさらにニーズが高まる計装分野は、社員の年収も上がる可能性があるでしょう。
参照元:計装エンジン(https://keiso-engine.com/keiso-engineer-annual-income/)
上記は大手の平均ですが、中小企業になると約100万〜150万程度低いのが特徴。計装エンジニアで中小企業に入社4年目、残業なしという条件なら400万円というケースが見られます。大手に比べると年収は低くなりますが、勤続年数を上げていけば、会社員の平均年収の約430万円に達する日も来るでしょう。
参照元:計装エンジン(https://keiso-engine.com/keiso-engineer-annual-income/)
計装エンジニアは未経験でも就業できますが、業界の平均より年収は低くなります。
しかし有資格者の計装士になると年収が上がるため、長く仕事を続けていくメリットのある仕事といえます。まず2級を受けるのなら受験資格として、設計・施工の実務経験年数が2年以上必要です。
未経験から計装の仕事をスタートしても、見習い期間が資格取得のための必要な経験年数にカウントされるのは大きなメリットです。
資格保有者である計装士の年収は約400万円~700万円程度と、計装業界の平均とほぼ同じ金額です。このことから計装エンジニアは、ほとんど資格を取得している状況といえるでしょう。
計装士の資格を取得することにより、正式な施工管理士として部下の監督や指導に当たることができるため、年収は大幅にアップします。
将来性の高い計装業界で長く働き年収をアップさせたいのなら、資格取得にチャレンジしてみてはどうでしょうか。
参照元:計装エンジン(https://keiso-engine.com/keiso-engineer-annual-income/)
参照元:工事.com(https://koujishi.com/pickup/keisoshi/)
計装エンジニアの年収相場について解説しました。大手に比べて中小は低い傾向ですが、長期の働きやすさやキャリアアップという点で考えると違ったメリットもあるでしょう。
計装エンジニアは成長市場に関わる職種であり、ワークライフバランス の取れた働き方と、専門的で市場価値の高いスキ ルを習得することができる仕事です。技術者として長く活躍できる働き方をポイントに転職を考えていきましょう。
計装エンジニアを募集している
東京のおすすめ企業3選
ビルディング・オートメーション協会の会員で、東京に本社があるビル・オートメーション専門企業17社及び帝国データバンク調べによる電気設備工事業界で2021年度の売上額上位10社(※重複企業は、ビルディング・オートメーション協会会員の企業として分類)の中から、東京で計装エンジニアを募集している各業界のおすすめ企業を3社ご紹介します。ビル、プラント、工場とそれぞれ得意分野が違うので、各社の特徴や待遇をチェックして就職活動の参考にしてください。
ビルディングオート
メーション専門会社で
働くなら
古川計装
古川計装公式HP
https://www.kogawakeisou.co.jp/
初任給:
応募資格:
2024年3月に大学・専門学校・高等学校を卒業見込みの方
計装一筋50年の古川計装。ビル内の電気設備の自動制御を行うビル・オートメーション(BA)の数少ない専門会社であり、ワークライフバランスの取れた働きやすさが魅力。
幅広い分野で
グローバルに
活躍したいなら
日揮
日揮公式HP
https://www.jgc.com/saiyo/
初任給:
応募資格:
2023年4月〜2024年3月に高校/大学を卒業、または大学院修了予定者
国内の石油精製プラント建設を担う日揮グループ。売上の80%以上が海外プロジェクトで構成されており、語学をフル活用しながらグローバルに活躍できる大手企業。
3年間のマンツーマン
OJTで一生モノの
キャリアを積むなら
日本電技
日本電技公式HP
https://www.nihondengi.co.jp/
初任給:
応募資格:
2024年3月に大学院、大学、短大、高専、専門学校卒業見込の方
空調計装や産業システム関連の設計から施工、メンテナンスまで手掛ける、幅広く計装関連のスキルを習得できるのが魅力の計装エンジニアリング総合企業。
【選定基準】
古川計装…ビルディング・オートメーション協会の会員で、東京に本社があるビル・オートメーション専門企業の中から、未経験者の採用実績があり、従業員の定着率がもっとも高い企業(定着率80% 2022年5月時点)
日揮…海外プラント建設も手掛ける総合エンジニアリング企業で、年間売上額(2020年度)がもっとも高い企業(6,192億4,100万円/2019年度)
日本電技…ビルディング・オートメーション協会の会員で、東京に本社がある計装エンジニアリング会社の中から、インダストリーオートメーションを行っている上場企業のうち、xenoBrainによるリサーチで営業利益予想成長率[5年]がもっとも高い企業(31.31% 2022年5月時点)。